上野の住まい
 30代夫婦家族のための住宅.
 計画地は戦前期、近くの製麻工場の社宅が建ち並んだエリアで、現在も古い住宅と細い路地が各所に残る、比較的密度の高い宅地である.上野台地と黒川扇状地の境の傾斜地で、坂道の前面道路から直行して伸びる幅2メートルの路地(2項道路)沿いの3区画(①依頼主の実家、②空き家となっている隣家、③雑木森)、間口15m、奥行47mの約700㎡の大きな敷地である.(2020.11)

敷地 栃木県鹿沼市
規模・構造 木造2階建て
延床面積 -
総工費 -
竣工年月 2021年


模型スタディ(19'.8.23)
『栃木県上都賀郡鹿沼町実景』(大正9年)に描かれた計画地.

右手に上野台地、左手に黒川扇状地があり、計画地はその境の斜面地にある.右上の製麻工場の労働者生活域の一角にあることが分かる.
計画現況(19'.4.8)

依頼主の実家、空き家になっている隣家、雑木森を含む約700㎡の計画地.