これからの鹿沼研究にむけて

今日は鹿沼学舎のミーティングに出席してきました。鹿沼学舎は、“地元学”をコンセプトに鹿沼の自然、歴史など勉強会や見学会を企画するNPO法人です。 4月の定期総会では僕に、卒業研究である旧鹿沼宿の町並み調査の成果報告の機会を与えてくださいました。>>>その時の記事 そして今日、その時に参加者から集められた感想アンケートを受け取りました。とてもワクワク。地元の方々はどんな感想をくれたのだろうか。 主は、「今まで身近にありすぎて、古い建物の良さに気付かなかった」というものでした。そう言っていただけると本当に嬉しいです。 この研究を始めたころは、「古いものは大切。残さなきゃダメ。」と思っていて、それに一辺倒になっていました。でも、鹿沼を歩いて、研究して、考えているうちに、「古い建物って古いだけじゃない。現代でも見習うべき良いところがある。」と気付き始めました。 それからは、「残さなきゃダメ」っていう一方的な考え方はしないようにしたし、古いもの消えていく流れも、経済性を考えれば、実に普通なことかもしれません。 ならば、その流れを変えるには、古いものが与えてくれる良さを示せればいい訳だし、それがこれからの研究の責任だと思っています。   

 

月別アーカイブ