ヒューマンスケール

まちのど真ん中を車が走るための広い道路が貫いています。もちろん、道が広くなれば車は走りやすいですね? でもでも、よーく考えてみると不都合なこともあると思います。僕が一番思うのは、どこもかしこも同じような景色になったことで、自分のいる場所が分からなくなります。「アレレ、この信号?それとも次の信号?」という具合に。 皆さんも経験ありませんか?直線道路で、信号が短い間隔で先に続いていると、自分がいる交差点の信号とその先の信号を間違えること。僕はよくあります。 最近では、町の中が「車のためのデザイン」で溢れていると思います。何かと車が大きな顔をしています。なぜ、歩行者が歩道橋で道を渡らなきゃ行けないのでしょうか。なぜ、歩行者があんなに信号待ちをするのでしょうか。なぜ、歩行者が猛スピードで走る車に怯えなきゃいけないのでしょうか。 もちろん自動車は生活に欠かせないもの。交通機関の少ない地方ではなおさらのことです。しかし、人の歩くという行為は普遍的です。人は歩く。もっと、歩くためのデザインを考えてもいいと思います。   

 

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