こんにちは。「旧鹿沼宿歴史を活かしたまちづくり計画」のワタナベです。 もうすぐ今年が終わります。皆さんにとって2006年はどんな年だったでしょうか。僕にとって2006年は「出会い」の年でした。旧鹿沼宿の町並み研究を始めたことで、鹿沼のたくさんの方と出会い、話し、想いを共感できた年でした。またその出会いから、さらに出会いの輪が広がり、他地域の方々とお知り合いになることができました。 そして一番大きな出会いは「鹿沼との出会い」だったと思います。4年前までは何気なく生活を送った鹿沼でしたが、今年一年で鹿沼への見方・考え方が一変しました。 それは、4年間横浜の大学に通い、建築やまちづくりについて学んだ、つまり外から鹿沼を見つめ直したことで、鹿沼の性格やその良さを実感することができました。今年はその実感が非常に大きかったです。 今日、ワタナベの心に強く残った言葉があります。ワタナベのよく聴くバンド、THE BACK HORNのギタリストが綴った言葉です。 「駅のホームに白いハトが迷い込んできて、誰かの残飯をあさっていたよ。 確かに今日はいい天気で、もう少しで今年も終わるけど、 本当は何も終わらせていないままだ」 町は次々に更新され、目まぐるしく景色が変わっていきます。高層マンションが建つことが発展でしょうか?イルミネーションで通りが飾られることが発展でしょうか?鹿沼の過去からの伝統の系譜をもう一回じっくり読み返して、続きから始めてみようよ。ワタナベは鹿沼がやり残した夢の続きをしたいだけです。 皆さん、良いお年を。そしてまた来年もその笑顔に会えることを楽しみにしています。