絵図は飽きない

かぬまにも古い絵図がたくさん残されています。 ワタナベは暇なときに絵図を眺めます。すると、ときどきある発見がある。  
 左は現在の写真、右は大正時代の町並みを描いた絵図の一部分です。この2つに写っているのは同じ場所です。左写真のニュー叶屋さんの外観を見てください。とても特徴的ですネ。そして右絵図の叶ヤ支店を見てください。どうですか?似ていませんか?おそらく、建物自体は建て替えられていると考えられますが、道路面の外観の様子は引き継がれています。 次に、叶屋さんの向かって左隣の精美社という建物を見てください。いわゆる、切妻屋根で平入(棟木に対して垂直に入口をとる形式)の町家ですが、現在も大正時代でも同じ建物形式を持っています。こちらのお宅も、建物自体は建て替えられていますが、建物の形式は引き継がれています。 鹿沼は変わってしまった、とよく聞かれますが、注意深く見てみると実は変わっていないところもたくさんあります。 

 

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