2023.10.16



2年かもう3年ちかくになるか、物件探しの伴走からはじまったCenterの改修工事は、一期、二期、三期工事と工区を重ねてようやく最終工区、浴室の工事が完了した。予算の都合もあって解体を最小限にする、という意識は、あらわれたコンクリートや鉄骨、アルミサッシといった一見時間健忘的な材料を時間装置としてポジティブにインテリアに活かすというつくり方が選ばれ、それはリノベーションは「発掘」行為であるという体感にもつながった。簡易に更新可能な内装材とその留め方、必要な防水処置を押さえることでユニットバスに頼らずローコストに自由な浴室をつくれることも嬉しい経験だった。写真はこちら→@designstudiowatanabe Center https://center-kanuma.net

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