敷地の入口に車を停めてアプローチを上がっていくのだが、脇にその「名前は知らない」沢の水の動きと音があるので今日はどうかなと意識が向く。水流の様子でこの数日の天気を辿りなおすことなどしながら水を跨いでみたり、長靴だったら脚を浸してみたりする。この沢の様子を観察することは、世界というか地球というか、自分を取り巻く他者を観察する、という感覚がある。撤去した方がいいですよと脇本さんに指摘されて気になっていた傍らにあるビニールハウスは、確かに撤去するかもしくはスチールを補正して屋根を復旧するなどしないとと思う。