市街地の中心地、最後のところ


鹿沼旧市街の古い町並みの研究を初めて3年になります。 その間、地元住民の方々の暖かい歓迎のもと、たくさんの旧家にお邪魔しました。  その中に、足を踏み入れた瞬間、鳥肌が起つ建物がいくつかありました。 感動すると同時に、ずっとここにいたいなぁ、と立ちすくんでしまう建物。 そういう素晴らしい建築が、鹿沼には埋もれるように残っています。  そんな建物たち、今週から始まった道路拡幅に伴う敷地の半減によって、 国道沿いでたくさん壊されます。  車の利便性向上という一部の人たちの利益のために、 地元住人が何代にも渡って受け継いだ「生活の場」という一番根源の部分を 一方的に奪い去ってしまう行為が、当たり前にように行われています。  僕は相変わらず、そのな建物を一つでも多く写真と図面に残そうと、 毎日旧市街に出ていますが、そんな、今は誰も見向きもしない資料が、  「まちにとって、いつか必要になるときが来る」  と言ってくれた建築の先生の言葉を信じて、 明日も調査に行こうと思います。  ので、  見かけたら声をかけてください! 

 

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