
鹿沼の旧市街には路地が廻っており、生活者にとって欠かすことの出来ない生活道路となっています。 路地とは、意図的に計画されているというよりは、各戸の敷地割りから取り残された残余空間と言えます。曲がりくねったり、行き止まったり、広狭を繰り返すのがその証拠です。 路地には、そこに住む人の生活を快適にする重要な役割があります。 それは、「住空間をまちから緩やかに隔離する」ことです。 路地には隣地から洗濯物や植木などの生活品が飛び出しています。 それは、「まちでも家でもないどっちつかずな空間」なのです。 家の中にいて、すぐ外を大勢の知らない人や車が通っていたら落ち着きません。 どっちつかずな空間で家を包んで、落ち着ける場所にする。 それも路地の大切で魅力的な役割なのです。 計画されたわけでもない路地が、計画された道路よりも魅力的なのはなぜ?