20250225

タイトルにspringと冠したのは12月で、まだ来ぬ2月の体感はまだまだwinterだろうと心配したが2/15が明けると外は春の匂いで梅の蕾がいくつかひらきだしていたくらいだ。Spring Open Campus那珂川馬頭は二日間で延べ30人、建築領域内外問わず、近くは那珂川町町内、遠くは横須賀からの参集、合宿自炊という意気が終いには配置図、平面図、断面図の完成に至る充実のスクールになった。

きっかけは馬頭の彼らからの電話だった。元気、鹿沼はどう、実は馬頭の拠点をリフォームしたい、(見に来てもらえると嬉しいな)、声をかけてもらって嬉しい、さっそく須賀さん、熊倉さんに声をかけて訪ねた。彼らの拠点が馬頭農村塾。明治初期の主屋を中心にそこから360°にいくつかの付属屋(離れや倉庫、営繕小屋、鶏小屋や炭蔵など)、田畑、果樹園、沢、雑木林が見える。この風景が丸ごと彼らの生業のフィールドだという。スケールの壮大な環境横断的な彼らの生活に興味をもった。具体的に実測したい、1人ではなく、「みんな」で測りたいと思った。須賀さんと熊倉さんはもちろん(実際彼女たちはスクールの中心を担ってくれた)、もっと外に募ってスクール仕立ての実測作業のイメージだ。馬頭の彼らが既に実践している、地とそこに集う人々の学び、異他な者たちの緊密な繋がり、「アーバン百姓」(これはまだ整理が待たれる)の実践、「Nakagawa Open Campus」の思想を借りた環境(建築)調査スキルのスクールである。

当日の成果は手元にある実測野帳に静かに記述されている、「見慣れた空間がいままでと違って見え出している、これからにワクワクしています」という陽平さんの言葉がまだ鳴る。実測は空間の追解釈、自分と場の繋ぎ直しなのだ(その「場」には、その瞬間だけでなくその場がそこに至るまでの文脈、記憶みたいなものが含まれる。実測とは、場の文脈に自分を解釈する手立てだ)。その熱が、既にスクール2回目を計画させている。1回目が実測編とするなら、2回目は発掘(部分解体)編である。

本スクール1回目は、栃木県コミュニティ協会、NPO法人かぬま市民活動サポーターズの援助を受け、kanumacommons、NPO法人馬頭農村塾、一般社団法人シーズオブライフの共催で開かれた。

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