2019.11.17


サンノハチ、というのはJR西那須野駅前通りにある専用住宅だった土蔵町家を、

地域生産の野菜販売を行うオープンスペースに改修したプロジェクトである.
建物を地域のために開放したいと願うオーナーと、地域の野菜生産者、そして
東京都市大の学生らの「偶然」の出会いから走り始め、約1年をかけて今日のオープン至ったという.
 


John Mooreさん、坂田奈菜子さんもかけつけていらして

那須で生産しているというJohnさんの小麦の種まきワークショップもあった.
プランターは合板による都市大生の自作で、軒下に小さな小麦畑ができる魅力的な仕掛けだった.


ワークショップ後には、山本朝子さんも加わって小さな議論が始まった.
Johnさんと坂田さんは、この古い町家を地域に開放するオーナーの意思を労っている.
地域の新しいルール=地域のスタンダードが必要だねというくだりで、
真鶴の『美の基準』を思い出していた.社会意識が大事だという.
最後には、西那須野と鹿沼で”Local” Local Republicをやろうということになった.
大切な話だよ、とJohnさんはいつもの厳しい目で訴えている.

 
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2019.9.29


先日、John Mooreさんからメッセンジャーで連絡をもらった.
9/29、那須に行くから来ないかというお誘いだった.山本朝子さんと講演をするという.
ぜひお兄さんも一緒に(兄は鹿沼で百姓をしている)ということだった.
先約があり兄は叶わなかったが、今日9/29、Johnさんに会いに行ってきたのだ.
 
「人権ではなく、コミュニティ権こそが国家権力に対抗できる唯一の権力なのではないかと思う」と
『都市美』第1号のP.11で山本理顕さんが言っている.
そのコミュニティ権のことが、今日、Johnさんと山本朝子さんの今日の講演を通してよりイメージがついた.
渡辺事務所の隣で始まったシェアキッチン、MADOのみんなとも共有したい.
今日のメモを以下に残しておく.(Johnさん、山本朝子さんのメッセージそのままではない.僕の解釈も含まれる)
 
 

地域で自立した食を取り戻す.

食とは、野菜や果実、穀物などその地域の土から生る作物である.
作物の源、命が種である.
F1種は、種がとれない.種は命である.種がとれないということは、命が繋がれていかないということである.そのとき限りということである.
地域で昔から育てられ、地域で食されてきた作物の種が重要である.固定種である. 
固定種を掘り起こし、育て、調理し、食し、また育てる.その循環を未来に繋いでいかなくてはならない.
種を未来に繋いでいくことは、一人ではできない.国家でもできない.地域における人と人との協力でしかできない.
自分や自分の家族だけではなく、地域全体の他者とその未来を含んだ健康を共有し、協力することが必要である.
協力とは何か.価値交換である.
種の交換、知識の交換、余剰の交換、アイデアの交換、そのような価値交換である.仕事、ともいう.
仕事を通じて、他者と繋がる.これをコミュニティと呼ぶ.
コミュニティによって、食を守る.それは重要な権利である.

 
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2019.8.28


HBは、建築工事は完工、今は駐車場を整備中で、秋口には植栽工事に進んでいきます. 
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2019.8.23


今週は関東学院大と小山高専から計4人のインターン生が来てくれていた. 
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2019.8.11


鹿沼出身の建築家、佐藤さんの宇都宮スタジオに来た. 協働で取り組んでいる次週締切のコンペについて打ち合わせるためだ. スタジオは、宇都宮の繁華街の中心、ビルの4Fにある. まちを見下ろす.人も店も住居も混然一体となっている.まちに住むとはこういう感覚かと思う.
 
鹿沼に戻る. 夜遅いが、事務所隣ではオープンしたばかりのMadoでコブルさんがお店を開けていて、カウンターで男女が時間を過ごしている. 
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2019.8.9


今週のインターンは関東学院大から4人でございました. 
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2019.8.8


大急ぎで工事が進んでいた宇都宮市西川田町のHBが竣工しました. 
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2018.7.26




関東学院大、共生デザイン学科の藤本先生に声をかけて頂き、 2年生のデザイン演習の講評会に、金沢八景まで来た. 
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2019.7.19


日吉のショップのある住まいが見積りを経て工事金額がほぼ収束し、近く工事契約を経て着工への見通しが立つ. 50坪を超える比較的大きな、築40年弱の木造住宅の改修である. 設計スタートは3月だが、購入する中古住宅を一緒に探し始めたのが2018年8月だから、 ここまでくるのに約1年かかったことになる. クライアントはあまり急がず、こちらの提案をその都度驚き、楽しんでくれた.とても有り難いことである. 
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D&DEPARTMENT TOKYOについて

初めて奥沢のDを訪れたのは大学3年か4年だった. 
当時学科のスタッフだったFさんから、良いから行ってみたらと言われたのがきっかけだ.
そういう場合はたいてい、適当に聞き流して行かず仕舞いなのだが、その時は気が向いて少し経ってから行ってみたんだと思う.
 
場所はクホンブツ、という聞いたことのないところだった.
クホンブツは調べると九品仏で、東横線の自由が丘で都営三田線乗り換えて直ぐのところだった.
 
九品仏駅からDまでは少し歩くのは下調べで分かっていた.
意外だったのはその道中が静かな住宅地だったことだ.
もっと賑やかな商業地を予想していた.商業施設が商業地に建っているだろうという先入観があったからである.
こんなところにあるのだろうかと住宅地を10分程歩いて環状8号線にぶつかったそこにDがある.
 

環状8号線沿いといっても相変わらずそこは先の住宅地の一角である.
建物は古びた中層のRCで、田園マンションという小さな名板が掛かっているだけ、外観はまったく控えめである.
最初はここが目的地なのかどうか気付かず、通り過ぎた.
反対側から折り返してくると黒の箱文字、丸ゴシックのD&DEPARTMENTという表示が見えてようやくここが目的地であると分かった.
店舗は通常、周囲との差異でその存在を周知するものである.
しかし、この店は田園マンション以上に目立つことをあえて控えているようだった.
昔からここにあったような佇まいである.
路面は柱を除いて全てがガラスサッシで、白のブラインドが下りている.
そのスラットの隙間から覗き込むと、どうやら飲食店のようになっていることにかろうじて気付く.
外来者が中に入っていいのか心細くなるような、素っ気ない店姿.これがDと僕の出会いである.
 

Dは1Fがカフェ&ダイニング、2Fが家具や日用品の販売スペースになっているが、
初めて行ったその時にそれを知っていたかは覚えていない.
エントランスホールに入ってその正面がダイニングになっているけれど
まだ昼食には早かったからか、まだダイニングがやっていなかったからか、
そのときはまず2Fに上がってみたんだと思う.
 


2Fは奥行50mは超えそうな奥に長い一室空間の販売スペースである.

床は塩ビタイル、壁はRC壁にEP白塗装、天井は吸音ボードに同じくEP白塗装、
壁面の殆どは少しくたびれたシルバーのアルミサッシガラスである.
おそらく、EP白塗装以外はDが入る前からのオリジナルである.
 
その大空間に、様々な家具や日用品が陳列され、しかも什器はよく見かける工業用スチールラックである.
それをスポットライトが控えめに照らしている.
商品は殆どが中古や新古品だったと思う(新品もあったか).カリモクやアデリアや天童などの今までどこかで見たような製品ばかりである.
そこを、白いシャツを着た数人のスタッフが立ち回っている.
インテリアは、これだけである.
 
ユニークだったのは、スチールラックに陳列された商品だけでなく
そのスチールラックまでも商品だったことである.
つまり、この2Fのインテリアをつくっているほぼすべてのものが、同時に商品なのである.
この面白さに気付くのは、あと数回ここに通ってからである.
というのも、行く度にインテリアが大幅に変わるのである.
考えてみれば、インテリアの殆どが商品なのだから当たり前である.
さらに、EP白塗装をしただけの素っ気ない空間が、インテリアの変化(商品の売買サイクル)をより劇的な変化に見せていた.
扱われる商品は、販売する側の意思やメッセージそのものである.
ここに来ると、身体全体でそのメッセージに触れているようで、また、Dの試行錯誤の中に飛び込んでいるようで、とても緊張感があった.
 


1Fがダイニングである.

インテリアの構成は、2Fとほぼ変わらない.相変わらず、既存の壁、天井にEP白塗装を施した程度である.

ソファやテーブルは、これもまた買うことができる商品で統一されている.
 
長細い室内に、厨房と客席を隔てるカウンターが長手方向に伸びている.トップはステンレスの無垢板である.
厨房と客席はカウンターで一応は隔てられているが、まったくオープンである. 
これが、良い.サービスする側、受ける側という分けを感じさせない.
どちらも一緒になって室内風景をつくっている感じがする.
みんなでこのダイニングをつくっている、みんなでここで食事をしながら、その先を考えている、そんな感覚である.
 

活発に動き回るサービススタッフの動きが目に入る.
席に案内する、注文を聞く、水をつぐ、配膳する.この動きが、爽やかである.
特に、注文を伺いに来るタイミングが絶妙である.
席に着き、メニューをパラパラと手繰っている客に対し、そろそろ手を挙げて呼びそうな空気を絶え間なく察知しているような感じである.
手を挙げれば、すぐに気付き、やってきて腰を落とす.
水を注ぐタイミングも同様である.過度でなく、不足もない.とてもクールである.
このダイニングは彼らが舞うための舞台のようである.見ていて飽きない.その質が、このダイニング独特の緊張感を保っている.


トイレに立つ.トイレの場所のアナウンスは店内に見当たらないが聞くとダイニングの奥である.
ここで2つ驚いた.トイレまでは30mくらいの長いアプローチなのだが、道中の両脇には何やらモノが大量に積んである.
よく見ると2Fの販売スペースで扱っている商品である.それが無造作に積まれている.
普通、店舗に並ぶ前の商品はストックヤードと呼ぶような表から隠された室に保管されるものである.それにまず驚く.
もう一つは、アプローチの途中に部屋があり、音楽が漏れ聞こえてくる.灯りも点いていて人の気配がする.
開いたドアの隙間から察するに、そこはスタッフが使用するデザイン室なのか製作室なのか料理の試作室なのか、いずれにしてもスタッフルームのようである.
数人でミーティングをしているようなそんな気配である.
普通、そのようなスタッフルームは一般の目から離れた奥に隔離されるものである.これにも驚いた.
 
ここでは、隠されるべきものが表に晒されている.
サービスの突端だけを取り繕って利用者に提供するのでなく、そこに至る過程も晒す.
そこに至る過程とは、Dの日々のデザイン活動そのものである.
デザイン活動自体がお店の設え、空間にダイレクトに表現されるのである.そして、それが日々刻々と変化する.
店内は先に書いたように、Dが入居する前のオリジナルをベースにしつつ、EP白塗装を施しただけの素気ないインテリアだから、
その活動によるインテリアが劇的に強調される.
 
利用者としての僕はDの試行錯誤の只中に飛び込んでいるような感覚だと思った.
Dの試行錯誤そのものを楽しむためにそこに通う、そういう感覚だと思った.
活動が建物ファサードやインテリアにダイレクトに表現される空間のつくり方について、 
Dを初めて訪れて以降、ずうっと考えている.
鹿沼に自分の設計事務所をつくり、いくつか建築をつくりながらも、そのテーマはずうっと頭の中にある.

 
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2019.7.12


西鹿沼町の解体を予定している木造長屋を見学に行く.

残置物を含め建物部材を持っていっていいというので来た.

帰りがけ、ガラス食器、陶器を頂く.ぜひ使ってくださいという. 帰って埃を洗い流すと、美しさが戻ってくる. 
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2019.7.9


天神の住まいが竣工しました. 築40年弱の木造2階建て住宅の改修です. 設計がスタートしたのが2017年7月なので、竣工までに丸2年かかったことになります. 今日は栃木市の写真家、アラタケンジさんに撮影してもらいました. 外はあいにくの小雨模様でしたが、そのしっとりさが写真に独特の重みを与えているようで悪くありません. 写真はちかぢかウェブサイトにもアップしようと思います. 
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2019.7.6


昨年手に入れたぶどう棚に、去年よりたくさんの実がついている. 
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2019.7.4

6/9に鹿沼で開催した、LOCAL REPUBLIC AWARDトークイベントの模様が、greenz.jpさんのページに掲載されました.

 
 
この20年、鹿沼が今日まで積み上げてきた小さな経済づくりの模様が、外部の方からの目線で、新鮮にレポートされています.

 
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2019.6.27



市川市のサロン、Staticeのシャンプーボトルが完成し事務所に届きました. ラベルをデザインをしました. 店名にもなっている花、スターティスとそこに飛び抜ける野鳥、それとともに吹き抜ける風をモチーフにしています. 建築設計室わたなべでは、店舗にかかわるこうした商品デザインのお手伝いもします. 
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6/9 Local Republic Award トークイベント@鹿沼 閉幕しました



6/9のLocal Republic Award トークイベント@鹿沼は、約70名の方に来場いただき、大変盛況でした. 当日の模様は頑張って、少しづつ総括をしたいと思います. 
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6/9はLocal Republic Award トークイベント@鹿沼です

Local Republic Award 2018で最優秀賞を受賞した、
「鹿沼の路地からはじまる小さな経済−祭り衆がつなげるTerritorialshipとTrustship−」.
これを記念して、アワードのトークイベントが鹿沼で開催されます.
 

ローカルから変わっていくこれからの住み方やコミュニティについて議論します.

予約不要、入場無料、ぜひご参加ください.  LOCAL REPUBLIC AWARD 2019 トークイベント 「鹿沼」からつくる日本の未来  
日程: 6月9日(日)13:30~15:30 会場: 屋台のまち中央公園 彫刻屋台展示館 鹿沼市銀座1丁目1870-1 http://www.kanuma-kanko.jp/miru/culture_details1.shtml  
登壇者:
鹿沼市長 / 佐藤信 2018最優秀賞受賞者 / 渡邉貴明、風間教司、永峰麻衣子 審査員 / 山本理顕、北山恒、ジョン・ムーア、広井良典
 
トークイベント終了後、近隣店舗で懇親会も開きます.
会費制ですが、当日申し込み頂ければどなたでも参加可能です.
併せてご参加ください.
 

 
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2019.5.24


とは言え、ハイスピードなこのロードサイドに、目印というか、基準点をつくりたいと思いました. 片流れの大きな屋根は北側で最高点を持ちますが、道路際で塔のようにしてアイストップをつくった、 他の部分は細かく穿つことでその塔をより際立たせた、そんなことを考えて立面をつくった. 
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2019.5.22


HBが上棟しました.前面の、片側2車線の栃木街道には終始ハイスピードで車が行きかっているのですが その速度感と呼応するような立面になっている気がしてきました. これから左側に鋭く下屋が付け足されるので、その感は今後より強まるかもしれません. 
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2019.5.6


花岡町の富士山公園から見ると、旧市街が盆地であることが良くわかる. この時期は新緑と町場がコントラストを増して、都市として非常に美しい様相である. 
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2019.4.22


HBが着工しました. あちらにロケットの先っぽが見えるよ. 
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2019.4.21


天神のすまいを写真家のアラタケンジさんに撮影してもらった. アラタさんには、ここを撮ってくださいという決まったアングルは、できるだけ注文しなかった. アラタさんの主観で、自分の設計した空間を捕らえてほしかったからだ. 知覚できないけど、ある、それを受け入れることがものづくりだと、少し前に、群像(2019.5)で読んだ. アラタさんの主観は僕には知覚できないが、確かに、ある.それを受け入れたかった. その先に、新しい表現があると思ったからだ.

(上の写真は僕が撮ったもの)

 
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2019.4.12


事務所となりで工事進行中のMADOにいろいろな人がやってきます. 
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2019.4.3


天神町の住まいの玄関戸、ホール、その向こうに中庭のモミジが見える. 外壁は、ピンクになった.スギの色と、良く合っている. 
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